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書評 『赤 × ピンク』 桜庭一樹

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この作品は、アンダーグラウンドの世界のキャットファイトクラブ 『ガールズブラッド』 で闘う3人の少女、まゆ、ミーコ、皐月の物話です。
思春期のトラウマ、両親との確執、性同一性障害、同性愛など様々なエピソードを経て少女たちは成長していきます。

実は私は、作者の桜庭一樹のことを男性だと思っていました。
「少女を主人公にした萌え系小説を男が書いていて気持ち悪いな…」
本屋で最初にこの本を手にとったときにそう思いました。
しかし、最初の数ページを読んでみると文章がすんなりと頭に入ってきて、単語や文章表現が私の感覚に非常に近いものを感じ、なんとなく親近感が湧いたので早速購入してみました。

読み進めていくと、作者の「一樹」という名前もさることながら、小説の中に出てくる格闘技の描写がやけに詳しいのです。作者の性別への疑問すら起きません。
立ち技系VS寝技系の攻防、ミルコ、シウバ、桜庭和志の恥ずかし固め。
マニアックな単語がさらっと普通に会話の中に出てきます。
格闘技ファンの私としては、ますます引きこまれてしまいます。

さらに読み進めて行くうちに、ふと思いました。
「この作者は女性ではないだろうか?」

登場する少女たちの視点や心理描写、それらが醸し出す雰囲気はまるで大島弓子の漫画を読んだ時と同じような感じなのです。
男には絶対に理解出来ない「少女」特有の論理。キャットファイトや他の少女たちとの非日常的な交流を通じて「少女」から「女性」へと成長していく心の変化。
こんな内容は男性には絶対書けません。まさに文字による「少女マンガ」です。
読後、ネットで「桜庭一樹」を調べたらやはり女性でした。

この1冊をきっかけに、私は桜庭一樹にハマってしまいました。
最初に読んだ作品がこれじゃなかったら、もう少し違う結果になっていたかもしれません。
ほんとタイミングのいい偶然の出会いのような感じがします。
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  1. 2011/07/23(土) 15:45:00|
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Author:山女ひろし
札幌在住
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