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書評 『不思議なキリスト教』 橋爪大三郎×大澤真幸

Scan0001.jpg「神は死んだ」と、かつてニーチェは「ツァラトゥストラ」の中でこう言い、キリスト教的価値観を全て解体し、キリスト教的系譜に連なる「真理」や「理念」からなる哲学自体を批判していきました。
しかし、ニーチェが命を削ってまで取り組んだキリスト教とは一体何なのでしょうか。
ユダヤ教もイスラム教も同じ一神教なのに、なぜキリスト教だけが世界を制覇しているのでしょうか。
この本は、そんな疑問だけでなく、イエス・キリストとは何なのかといった聖書に関する素朴な疑問をもわかりやすく解説してくれる、キリスト教の入門書です。それが結果的に西洋哲学の基礎や現代社会を理解するための入門書にもなっています。
クリスチャンでも宗教学者でもない社会学者の二人が、宗教的な解釈や物言いやごまかしをせずに対談していく様子は、スカッとすると同時に、聖書の解釈を読んだ時の何かごまかされているような感じがするもやもや感を、霧が晴れるように払拭してくれます。
現代社会を支配する西洋の原理、自然科学、社会科学、商業・工業などの経済活動、そして、なぜ日本人はキリスト教になじめないのか、それらが一瞬にして理解できたような気になる、まさに目から鱗の逸品です。
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  1. 2013/05/21(火) 23:31:43|
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Author:山女ひろし
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