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書評 『隻眼の少女』 麻耶雄嵩

009.jpgある傷心の大学生、種田静馬が自殺先に選んだ山村で出会った巫女のような格好をした隻眼の少女、御陵みかげ。
彼女は名探偵だった亡き母の名前を襲名すべく修業中の身であったのですが、そんな二人のまわりで少女の首切り事件が発生。
事件解決に向けて動き出す彼女。
探偵デビューをかけて気合十分の彼女ではありましたが、第2、第3の首切り殺人が行われ、ついには彼女の父親も巻き添えになり殺されてしまいます。
犯人が炎の中で自害をしスッキリしないまま事件は解決をむかえましたが、18年後、再び悲劇が繰り返され事件は超意外な結末を迎えるのでした。

ということで、この本は超本格的な探偵推理小説です。
犯人が残した痕跡は実は別の人を貶めるための疑似痕跡で、そのように推理を誘導させようとした意図を持っている者が真犯人である、ということを推理させるためにわざわざ作った疑似疑似痕跡である、ということが後々判明するが、そのことすらも読者を欺くための疑似疑似疑似痕跡であるってな感じでしょうか。

実は私、推理小説が苦手というか、趣味に合わないというか、実はこの本が初めて自分で買った推理小説なのです。
(夢野久作の『ドグラマグラ』は絶対探偵小説と銘打っていますが、あれは 「全ては胎児の夢」?というオチの幻想小説ですね)
なぜ苦手かというと、犯人の作る偽装工作や裏の裏の裏の裏をかくという物語の構成、文章の作り方が不自然に人工的すぎて読んでいて疲れてしまうのですよ。
それ以上に、読み進めていくうちに誰がどの登場人物だかが判らなくなって、トリック以前に登場人物を推理する羽目になってしまうからです。
ましてやこの小説のように、三つ子の3姉妹「春菜」「夏菜」「秋菜」とその母「比菜子」と叔母の「美菜子」と従姉の「菜穂」なんていうのが出てくるともうお手上げです。
巻頭に出てくる登場人物一覧と家系図を何回も見比べながら頭の中を整理しながら読むので、とても面倒です。

そんな私がなぜこの本を買ったのか。
それは『隻眼の少女』というタイトルに惹かれてしまった、それだけの理由です。
いい響きですよね、『隻眼の少女』・・・


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  1. 2013/09/25(水) 10:51:21|
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山女ひろし

Author:山女ひろし
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