がやがや2

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書評 『親指Pの修業時代』上・下 松浦理英子

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ある朝自室のベッドで目覚めると、右足の親指がペニスになっていた平凡な女子大生、一実。
そんな彼女が遭遇する、今までの平凡な生活からは想像もできなかった異様な世界。
現実離れした不思議な情景が次々と繰り広げられていきます。

自分が異形の者になることによって見えてくる、彼氏の暴力的な凡庸さ。
そんな時に出会った、性愛に対する一般的な通念が欠落した盲目の天才ピアニスト。

平凡な女子大生から突然フリークスとなった彼女は、見世物一座「フラワー・ショー」の7人の性的奇形のメンバーと出会い、一座の一員としてドサ回りをするうちに次々と新たな性愛を経験していきます。
裏社会に住む彼らとの交流を通じて、今まで疑いを持たなかった性に対する社会的な通念の正当性に疑問が投げかけられます。

この本は、女子大生一実の告白を受けた女性小説家の小説というメタ小説の形式をとっていますが、そんな仕掛けがなくてもストレートに面白くておかしい作品です。
上下巻合わせて700ページを一気に読んでしまいました。

作者がどのような意図で書いたかはわかりませんが、これ、絶対ギャグでしょう。
カフカの『変身』や高橋葉介の『腸詰工場の少女』に通じるものがあります。

誰か映画化してくれないかな・・・
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  1. 2011/07/09(土) 10:12:00|
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