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書評 『砂漠』 伊坂幸太郎

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「そうそう、こんな感じだったよな。」
30代後半以上の人なら自分の大学時代を思い出し、ついこう呟くのではないでしょうか。
そんな感じの、ありそうでなさそうな男女5人の大学生活の物語です。

登場人物はそれぞれ個性的で魅力的。
特に登場人物のひとり西嶋はバイタリティに溢れ周りの人々まで元気にするタイプです。
私の大学時代にもこんな感じの仲間がいました。
あいつ今どうしてるかな・・・

伊坂幸太郎作品の中には、必ず特殊な人物が登場します。
嘘を見破る人とか、しゃべるカカシとか・・・。

この物語ではサイコキネシスの超能力少女が登場します。
しかし、超能力に対する特別なことは何もありません。
超能力者狩りをする国家権力や、悪の組織の超能力者軍団がスカウトに来るということもありません。
まわりのみんなは、彼女の超能力を無視するわけでも崇めるわけでもなく、
「一輪車に乗れる」とか「ボウリングが得意」みたいな単なる特技の一つという感じで普通のこととして扱います。
この状況がいかにも現実にありそうな感じを醸し出しています。

私の大学時代の仲間には霊感少女がいました。
彼女は、大学祭で披露したタロット占いで、視てもらった他大学の女性を恐怖のあまり号泣させてしまうほどの実力者でした(何の実力だ?)。
夜公園の近くを歩くとブランコのあたりをじっと見つめていたり、
その場を離れるように急にみんなの手を引いて速足になったりするような人でした。
私を含めまわりのみんなは霊に対してムキになって否定するわけでもなく、無理に話を合わせるわけでもなく、霊に関する情報が必要なときは普通に彼女に聞いたりしていました。
そんな感じだった大学時代の状況をリアルに思い出します。

大学卒業後10年以上経ち、学生時代の自分を客観的に見つめ、大学時代のムダでバカでしょうもない時間があったから今の自分があると思える人には、ノスタルジックに浸れる最高の1冊です。
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  1. 2011/07/07(木) 13:43:00|
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  4. | コメント:0
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