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書評 『我が家の問題』 奥田英朗

wagayanomondai.jpg私は毎月、10~20冊の本を買っているのですが、『はたして、自分はどういう基準で本を選んでいるのだろうか?』と疑問に思い、調べてみたことがあります。
もちろん、コレクションしている作家の本は、発売された時点で無条件に買うのですが、それ以外はだいたい、次のような手順で判断しているようです。

1. タイトルで興味を持つ
2. 帯やカバーの紹介文を見る
3. 目次をざっと流し見る
4. 最初の1ページを読んでみる

最も重要なのは4番の項目で、大抵の本は2番や3番の時点で脱落していくのですが、せっかく4番まで行っても、著者の文章表現が自分と合わない場合があり(つまり、なんか読みづらい文章だなという感じ)、そういう本は買っても途中で読むのをやめてしまうので、ここを通過して初めて購入という流れになるのです。

そんな感じで、今までエッセイしか読んだことがない奥田英朗の本を購入したのは、まさに最初の1ページを読んでメチャメチャ面白かったからでした。

この本は、夫婦や家族の問題が語られた六つの短編が収録されており、家庭を持っている、あるいは持っていた方は、どの作品も『あるある』と共感するのではないでしょうか。

特に巻頭の『甘い生活?』は、甘いはずの新婚生活が実はそうではないという、気ままな独身生活から他人である奥さんと一緒に生活することになった男性の、あの何とも言えない『不自由さ』をみごとに表現している秀逸な作品です。

他にも、札幌出身の夫と名古屋出身の妻が、夫婦でそれぞれの実家に帰省するという、実に単純だけれども奥が深い内容の作品『里帰り』もおススメ。
初めてのそれぞれの実家への里帰り、これだけ事前の心構えをして、それぞれの実家の人たちがこんなにもいい人だらけだったら、『あんたの実家には行きたくない』と、夫だけを里帰りさせる奥さんはいなくなるかもしれませんね。

どれもこれもハッピーな話なので、家庭に苦痛を感じている方も、苦痛から解放されて清々している方も、
「こんないい奥さん、いるわけない」
と、思いっきり突っ込んでみてはいかがでしょうか。




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  1. 2015/01/04(日) 11:48:25|
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  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
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